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FUKUOKA TAKE OFF 2025 開催レポート

FUKUOKA TAKE OFF 202...
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2025年12月4日(木)、福岡県およびグローバルコネクト福岡ネットワーク主催による、県内中小企業の海外展開支援イベント「FUKUOKA TAKE OFF 2025」を、ワン・フクオカ・ビルディング6階 SKY LOBBYにて開催しました。

本イベントは、海外展開に関心を持つ県内企業と、輸出・海外展開を支援する事業者が一堂に会し、トークセッションネットワーキング交流会の二本立てで実施。当日は総勢240名が来場し、トークセッションは椅子を追加するほどの満席となるなど、会場は終始熱気に包まれました。

(写真:登壇者による記念写真)


イベント開催の背景・目的

近年、福岡県内の中小企業において海外市場への関心は高まりつつある一方で、「何から始めればよいかわからない」「信頼できる相談先と出会えない」といった声も多く聞かれます。

FUKUOKA TAKE OFFは、そうした課題に応えるべく、実際に海外展開を行ってきた企業のリアルな経験談と、輸出支援の最前線で活動する事業者の知見を同時に提供し、具体的な次の一歩につなげることを目的として企画されました。

参加者アンケートにおいても、参加目的として「海外展開に関する情報収集」(54.5%)、「輸出支援事業者との出会い・相談」(48.5%)、「他企業との交流・情報交換」(42.4%)が上位を占めており、本イベントが求められていたテーマであったことがうかがえます。


第1部 トークセッション概要

第1部では、海外展開を実践してきた企業および輸出支援事業者によるトークセッションを実施しました。成功事例だけでなく、課題や失敗も含めた実体験が語られ、参加者にとって実務に直結する内容となりました。

登壇者

ファシリテーター

  • マーケティングデザインスタジオSEE℃ 代表/北九州市立大学大学院マネジメント研究科 特任教授 八木田 一世 氏

地元企業

  • 辻利茶舗 代表取締役 辻 史郎 氏(福岡県北九州市)

輸出支援事業者

  • ジェイグラブ株式会社 取締役法人営業責任者 横川 広幸 氏

  • 株式会社ホクビ 代表取締役 金本 優子 氏

  • COUXU株式会社 CPO 齋藤 紀臣 氏

ファシリテーターを務めた八木田氏の進行のもと、形式にとらわれずテンポよく質問を投げかけ、登壇者同士がマイクをリレーするように意見を交わすスタイルで進行。限られた時間の中でも、内容の濃いセッションが展開されました。

(写真:登壇者が海外展開の経験や課題について語るトークセッションの様子)


トークセッションの見どころと評価

参加者アンケートでは、トークセッションについて「非常に役立った」「役立った」と回答した参加者が合計80.6%にのぼり、海外展開への理解や関心を深める機会として高く評価されました。

参加者からは、

  • 実際に海外輸出を行っている企業の生の声が聞けた
  • 海外バイヤー目線の話が参考になった
  • 物流やコストなど現実的な課題が整理された

といった声が寄せられました。一方で、「時間がやや短いと感じた」という意見もあり、今後の内容充実に向けた示唆も得られました。

(写真:満席となった会場で熱心に耳を傾ける参加者の様子)


第2部 ネットワーキング交流会

第2部では、輸出支援事業者16社と参加者によるネットワーキング交流会を実施しました。

アンケート結果では、「活発に交流できた」「ある程度交流できた」と回答した参加者が72.4%に達し、さらに79.3%の参加者が「具体的なつながりができそう」「情報交換ができた」と回答するなど、今後のビジネスにつながる有意義な機会となったことがうかがえます。

各ブースでは、自社商品の海外適性や販路開拓の方法、越境ECの活用などについて具体的な相談が行われ、終了時間まで行列が続く場面も見られました。

(写真:輸出支援事業者ブースで具体的な相談が行われるネットワーキング交流会の様子)


会場:Thursday Gathering by Venture Café Fukuoka

会場となったVenture Café Fukuokaが主催するThursday Gathering は、スタートアップやイノベーションを生み出す交流拠点として、多様なプレイヤーが集まる場です。

開放的な空間とカジュアルな雰囲気の中で実施された本イベントは、「雰囲気が固くなりすぎず参加しやすかった」といった声も寄せられ、参加者同士や支援事業者との自然な交流を後押ししました。

(写真:開放的な空間が特徴のCIC FUKUOKA会場内観)


まとめ・今後に向けて

参加者アンケートでは、総合満足度について「大変満足」「満足」と回答した参加者が78.8%、またイベントを通じて「海外展開への意欲が高まった」と回答した参加者が60.6%にのぼるなど、初開催ながら非常に高い評価を得る結果となりました。

「福岡から世界へ羽ばたく」という想いを込めて名付けられたFUKUOKA TAKE OFF。その名の通り、県内企業が海外市場へ踏み出すための“離陸点”となるイベントとして、大きな手応えを感じる一日となりました。

今後は、アンケートで寄せられた改善意見も踏まえながら、より多くの企業にとって実践的で参加しやすい場となるよう、継続的な開催と内容の充実を図っていく予定です。